【家族旅行】ファミリーロッジ旅籠屋に泊まってみた
「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」という本で紹介されていた山口県北西の角島大橋。緑の島に向かって、グイーンと伸びる橋。その両脇に美しい海が広がる。この幻想的な風景をいつか生で見てみたいと思い続けていた。大阪からは約530キロメートル。さすがにふらっと行ける距離ではない。
どこかで諦めていたが、この夏、ついに実現することができた。肉眼で見るのはマジ最高だから、是非、行ってみて欲しい。
コバルトブルーというか、エメラルドグリーンというか。とにかくキレイ!
旅行にさしあたって、一番の問題は宿泊先だった。我が家の財務大臣である妻から提示された宿泊費の上限は一人1万円。この条件をクリアしなければ角島大橋は遠のいてしまう。直前割引のあるトクー!で安価な宿を検索するものの中々見つからない。
もはやここまでか・・・と諦めかけたその時、奇跡が起きた。とあるテレビ番組で株式会社旅籠屋(はたごや)が運営するホテル「ファミリーロッジ旅籠屋」が紹介されていた。このホテルのコンセプトはシンプルと安さ。
なんて偶然だ。「ファミリーロッジ旅籠屋」は日本全国に60店舗以上あるとのこと。早速、角島に最も近い壇之浦パーキングエリア店の部屋を電話で予約した。空き室情報はネットから確認できる。
宿泊料金は家族3人で約1万2千円。一人4千円の計算になる。何とも経済的だ。当然、財務大臣の判定はオッケー。
では改めて「ファミリーロッジ旅籠屋」のすばらしい点をいくつか紹介しよう。
まずは、繰り返しになるが何と言ってもリーズナブルな値段である。家族4人で1室1万円から、二人なら8千円からという値段設定。シーズンによって多少異なるようであるが、他のホテルにはない圧倒的な安さが最大の魅力である。
我が家の場合、豪華な食事や立派な温泉などはホテルに必ずしも求めていない。快適な空間つまり寝心地さえ整っていれば、過剰なサービスなどはいらない。サービスを省くことで安価を実現していることは素晴らしい。実際、利用してみた感想として、これまで泊まったホテルに全く劣らない。
各部屋はまるで2階建てマンションの一室みたい。
次に、チェックインとチェックアウトの自由度が高いところである。チェックインの時間は、午後3時~午後11時という太っ腹のルール。午後8時を過ぎる場合は事前に電話連絡が必要となるようだが、それさえ守れば時間に縛られない。
この自由度の高さゆえに、今回の旅行でも到着時間に焦らされることなく、当初の予定になかった「秋吉台自然動物公園サファリランド」や「秋芳洞」に立ち寄ることができたのだ。
さらに、チェックアウトも午前11時までという標準的なルールがある一方で、早朝でも無人の鍵返却ボックスに鍵を返すことができるというシステムがある。
早朝に出ていくときは、フロント前の返却ボックスに鍵を返すシステム。
最後に、客室の快適性も申し分ない。端的に言うと広くてきれいなのだ。ビジネスホテルの倍ぐらいの広さがある部屋には寝心地抜群のクイーンサイズのベッドが設置されている。我が家は今回、オプションでシングルベッドを追加した。(プラス1,000円)
クイーンサイズでも、9歳の息子と二人で一つのベッドに寝るのは少々厳しい。
エアコン、テレビ、冷蔵庫といった必要最低限の設備があるので不便さは一切、感じなかった。あっ、でも歯ブラシと浴衣はないので、これだけは気を付けて欲しい。
お風呂はユニットバス。
タオルやドライヤーもあるよ。
トイレはウォシュレット付。
冷蔵庫も自由に使える。
その他にも、コーヒーが無料で飲めるドリンクコーナーや、パンの朝食サービスもあり、家族一同「ファミリーロッジ旅籠屋」のファンになってしまった。
清潔なフロント。
フロントにある無料のコーヒーコーナー。
朝食サービスは7時にフロント前に用意される。パンは各部屋に持ち帰ることもできる。
ほとんどの店舗が高速道路や主要幹線道路のそばにあるので、車での旅行を前提とした我が家に最適である。日本全国の至るところに点在しているので「旅籠屋」の店舗を拠点地として、旅行先を決定するなんてこともありだろう。
おまけ
夕食は、パーキングエリアの食事処でフグを堪能した。
みなさんにも、よい旅を。