【日本の絶景】銭形砂絵って知ってる!?
人生で一度は見ておきたい風景。逆の言い方をすれば一度、見たら十分かもしれない。
一度、見た者は一生お金に不自由しないという噂を耳にして、まんまと車を片道4時間走らせて、香川県が誇る一大芸術を拝んできた。
よし、これで俺の人生は安泰だ。
ずばり見た感想。単純に素晴らしい。その一言に尽きる。
これが、むかーし昔(寛永時代)に人の手で作り上げられて、今も保存されているなんて素敵やん。なんでも、地元に訪れる偉いさんに対して歓迎の意を表するために、当時の藩の古老たちが知恵を出し合い、一夜で作り上げた作品だそうだ。
それにしても、これを作ることを思いついた人たちってアイディアマンだと思う。大体、砂浜にアートを作るなんて、古老の割におしゃれな奴らやん。
これを作ることを決定した会議シーンを勝手に妄想してみよう。
「どうする、おもてなし。何する?」
「やばいって、ご一行さんもう明日来るってよ。」
「まだ、何も決まってないやん。もう、こんな時間やで。」
「おもてなしって言われてもなぁ、普通にお酒とかごちそうとかやったらあかんの?」
「いや、それやったら普通過ぎるやん。上が絶対OKせえへんって。うちの藩主って、結構、独創性とか大事にするタイプやん。」
「でも、うちの藩お金ないしなぁ・・・」
「あっ、そうや。有明浜にでっかい絵とか字とか書いて、それを見てもらうってのはどう。それやったら、材料とかあんまいらんし、費用そんなかからへんで。」
「うおっ、その案めっちゃいいやん。それで、いこう!!でも何作る」
「熱烈歓迎。みたいな字を書くってのは」
「それは、また普通すぎるやろ。パンチが弱いで。」
「ほな、来る人の似顔絵とかは?」
「いや、それはムズイやろ。大体、俺らその人、どんな顔かしらんしさ。似てなかったらヤバイやろ。怒らせたら切腹もんやで。」
「ほんなら、縁起いい路線で攻めてみて、富士山を作るとかは」
「いや、それやったら、ただの小さい砂山になってまうで。なんか逆にスケールが小さくなってしまうって。」
「ほんなら、お金の形とかいいんちゃう。なんか縁起いいしさ。」
「あの山の上のあたりから見たら、お金のまん丸の形になってるっていう感じの角度で作るっていうのはどう?。」
「うおっ、それやん!!絶対、それやん。それしかないって。」
「特に、日の出の時間帯とか、バックの海とマッチしてロマンチックやって。」
「おっしゃ、ほんならやるで!!今日はみんな徹夜やで。」
という感じだったに違いない。
よし、話を現実世界に戻そう。
こちらが展望台の駐車場。2か所あった。
車を止めてこの階段を昇ると展望台に到着。
階段の上は、こんな感じ。
この岩に乗って、砂絵を見下ろすのだ。
ばば~ん!!寛永通宝と書いてある。
ちなみに、砂絵は横から見るとなんのこっちゃわからん。そりゃ、そうだ。
お昼ごはんは、近所にあるこちらのうどん屋「きたの」さんでいただきました
店員のおばちゃんのオススメ。 地元で獲れたエビを使った天ぷらうどん(小エビ)旨かった。
こちらで490円。
以上、よき旅でした。